球磨川水系 そごう谷 沢登り

僕(Hora)は、泊りの沢登りが初めてだったので、ずっとこの日が待ち遠しかった

 

≪メンバー≫ toshi(CL)、tsuru(SL)、Hora(記)

 

<10月15日(1日目)>

15日の早朝から山口を出発して、昼前には入渓できそう!!と思いきや・・

入渓地点の約4km前で道路の崖崩れの補修整備により、通行止め(通行規制中)・・・(泣) 

入渓地点までの4kmを歩いて行くことに!結局、入渓地点に到着したのは昼過ぎでした・・(笑) 

 

【写真】 ~左から~

◆交通規制の看板

◆林道から踏み跡へ下降

 

入渓地点から木浦谷を遡行していくと、右岸に2段2m滝を構える支流が見えてくる。「そごう谷」の入り口だ!!

そごう谷の水質は非常に綺麗で、実は隠れて何度も水を飲んでいた(笑)。

ゴルジュのトラバースや、小滝の直登を楽しみながら遡行していく。今回は入渓時間が遅れていたので、大きな滝は高巻きして遡行を進めた。

時折、滝を登りたそうに眺めるtsuruさん (笑)。

tsuruさんは年齢60歳を超えているにも関わらず、驚異的な体力の持ち主(現在もフルマラソンを走っているとか)。

 

【写真】 ~左から~

◆入渓点は穏やかな様子だが

◆水勢のある小滝や釜を、各自思い思いに越えていく

 

 

かなりいいペースで遡行し、この日は予定していたビバーク地付近まで辿り着いた。

toshiさんが「今日の物件(幕営地)を探そうか」と言い出した(笑)。

そして物件が決まると、「ツェルト設営」、「薪集め」、「タープ設営」を行い待ちに待った焚火が始まる。

Toshiさんが慣れた手付きで火をおこしていく → 焚火のスペシャリスト発見! 

そして焚火を眺めながらビールで乾杯する!最高の瞬間~!! 

雨も降ってきたがタープのお陰で快適に焚火を続けることができた。

夜もずっと雨は止まず、ツェルトに落ちる雨の音に、少し不安を感じながら、この日は就寝・・・

 

【写真】 ~左から~

◆今日の物件

◆タープを張り終える頃、ポツポツと雨が降り出した

◆近年まれにみる「いい焚火」ができた

◆夕食の準備も焚火で

<10月16日(2日目)>~朝4時起床~

雨は降り続いている・・・(泣)

沢は少し増水しているが、遡行には問題なさそうだ!予定通り扇山の山頂を目指すことに!

遡行を進めていくと、次第に沢の水量は小さくなり、ガレ場となった。ガレ場から尾根に上がると、穏やかな稜線に出る。

更に稜線を進めていくと「扇山山頂」に到着した!天候が悪かったので、山頂からの景観を楽しむことはできなかったが、沢から山頂に辿り着いた達成感はかなり大きかった

 

~読図による尾根下山~

Toshiさんが「今回の山行の核心」と言い、下山が始まる!地図を見る限り、尾根は複雑に分かれていて、何とも難しそう・・・

Toshiさんの先導により、慎重に下山していく!

確実な読図により、いいペースで下山していく → 読図のスペシャリスト発見!

そして予定していた入渓地点に無地辿り着いた!「ヨッシャー!」と心の中で叫んでいました(笑)

 

 

【写真】 ~左から~

◆読図は慎重に

◆なぜか下山ルートはずっと新しい杭が・・・(最近地籍調査が入った模様)

◆原生林と伐採地との境の急斜面を下降

◆ほぼ狙い通りの踏み跡に降り立った

《 感想 》

今回の山行は本当に勉強になることが多かったです。

特に、雨の中でも快適に過ごす技術として、焚火で暖をとり、

美味しいご飯を食べ、しっかり睡眠をとることの大切さを学びました。

また、読図で下山している時は、迷うことの心配よりも、ルートを孝策して歩を進める

ことの楽しさが勝っていたと思います。

もっと勉強すること多くあると思いますが、少しずつ技術を高めていきたいと思います。

Toshiさん、tsuruさん2日間ありがとうございました。

また、泊りで沢登りに行きましょう!!!

 

《コースタイム》

15日 木浦橋13:00 林道 13:30 入渓 13:40  そごう谷出合い 14:00 ビバーク地 16:00

16日 ビバーク地 06:30 ガレ場(沢終点)9:30 稜線 10:00 扇山山頂 10:30

   北向尾根下山 11:00 木浦橋 14:50