十方山 山スキー

 

【メンバー】 toshi(CL、記) Hora(SL)

 

西日本は久々の寒波にさらされ、金曜日から大量の雪が降っている。

予報では土曜日も降り続き、まず道路状況が懸念されたが、この機会を逃すわけにはいかない。

ちょうど風邪をひいてぐずぐずしていたので、完治させるためにも(?)行ってみようと決めて国道9号をひた走った。

 

日本海側に向かうにつれ道路の雪も増え、のろのろ運転の車もいてたっぷり4時間かかったが、除雪されていたので問題はない。

二軒小屋の駐車場の車も雪に埋まっていたが、どうにか角に車を停めることができた。

林道を歩きだしてみると、ひざ下まで埋まる。スキーをはいてこれだけ潜る雪は数年ぶりだ。

ラッセル初体験のHoraさんにはなんとちょうどいいタイミングか。ここぞとばかりにたっぷりラッセル堪能してもらいました。

そうはいっても先行者がいないので全部ラッセルとなりこれは時間かかりそう。登山口までの2kmちょっとが長かった。

 

登山口からは14:00までと時間を決めて尾根に取りつく。雪が深いので、持ち上げた板がフリーにならないテレマークだときつい。こういう時はアルペンの板だとガシガシいけるのに・・・と思うが、鋭角にジグを切って登って行く。誰か同じルートを登ったものだろうか、尾根上にはずっとテープが付いており、降りはこのテープとトレースを頼りにしようと思う。気温は低く、雪はずっと降り続いている。

 

標高1200m強のところで時間切れ。山頂は近いが、雪は深いし吹雪いているので潔く引き返すことにした。

シールを外していざ滑降、と思ったが、特に上部の方は斜度がないので全然滑らない。仕方なく登ってきたトレースを辿りながら下る。

ところどころ斜度のあるところでは、一瞬ではあるが、久々の深雪滑りを堪能できた。これまた初体験のHoraさん、よかったね。

かかと加重でちょっとコツがいるのだが、慣れないのか珍しく転倒。深雪はハマるとなかなか復帰できません。これもいい体験だね。

 

ということで、下りはあっという間。

林道に戻ると、あれだけ深く刻んだトレースも降りしきる雪で大分埋まってたりして、今日このルートに入れたことにあらためて感謝。

帰りはいこいの村の温泉で冷えた体を温めた。これで風邪も完治した・・・かな?

 

【コースタイム】

 二軒小屋駐車場(10:30) → 十方山登山口(12:15) → 標高1200m付近引き返し(14:00)

 → 登山口(14:45) → 駐車場(15:15)