札幌近郊 春香山 山スキー

【メンバー】toshi(CL、記) Hora(SL) yuki(会員外)

 

当初は積丹岳の予定だったが、天気予報が芳しくないので札幌近郊の低山ということで春香山を選定した。

通常の桂岡ルートではなく、yukiさんの提案でオーンズスキー場から和宇尻(ワウス)山を経由するルートをとった。

 

出だしで林道をショートカットするために利用したスキー場のリフトを降り、林道に合流すると、なんだか大きな溝のようなラッセルの跡が・・・。わかんかスノーシューにしてはでかいし、深い。見るとところどころに馬糞が散らばっている。この辺は乗馬のルートなのだった。冬でもやってるんだ!しかし馬はともなく、馬上の人は寒いだろうなぁ、と思いながら、このでっかいラッセルの跡をスキーで(馬糞が付かないように)横切るのは結構苦労する。

 

急な斜面もジグを切りながらぐんぐん高度を上げていくと、ほどなく和宇尻山に到着。途中テープが付いていたので、それなりに人が入っているのかもしれない。ここからはいったんコルに降りてから登り返しとなるが、天気ももちそうだし、せっかくなので春香山のピークを目指す。

のっぺりした山頂でどこがピークなのかよくわからない。今回はどうしても滑りたいという声があがらなかったのでパスしたが、眼下の銀嶺荘までの斜面はいかにも楽しめそうな感じである。

 

シールを外し、もと来たルートを忠実に下る。和宇尻山への登り返しでは、シールを貼り直す二人を尻目にさっさと登りにかかる。ステップソールの強みである。和宇尻からは樹間を縫いながらの滑降。自分の腕前ではちと間隔がせまく、基本慎重に、時に攻める気持ちで降りて行った。

ということで、今回はほとんど滑降の写真がありません!

 

林道まで降りるとちょうど乗馬の馬に出くわした。足元になにやら長いものを着けた3人組に遭遇して馬も少々驚いた風だったが、それ以上刺激しないように我々が動きを止めて、馬をやり過ごした。そして、また馬糞の谷を越えてスキー場トップまで登り返した。

 

せっかくなので最後にゲレンデを滑って降りることに。いやあ、障害物がないというのはなんと滑りやすいことか!と実感しながら降りてきた。

 

【コースタイム】

 オーンズスキー場(10:55)→ 春香山山頂(13:50)→ オーンズスキー場(15:30)

 

【感想(Hora)】

 当初の予定では積丹岳に向かう予定だったが、生憎の悪天により、sekigutiさんの提案で、春香山を目指すことになった。

 yukiさんの案内のおかげで、スムーズに山行を進めることができた。幸い、予想していた以上に風も雪もなく、快適な山行になった。

 和宇尻山からの滑走ラインは灌木が多く、快適な滑走とまではいかないが、スキー技術が試されるラインなので、

 技術不足の自分にとってはいい経験となった。

 2日間の北海道での山スキーを終えて、3月下旬でこの雪量があることは、すごく羨ましいと感じた。

 以前、夏に北海道を訪れた時とは、まったく違った景色を見ることができ、北海道の魅力を感じることができた。